ゆるキャリママの暮らしの手帖

庶民派ワーキングママの雑記

熱海で骨休め

夫婦で銭湯好き、温泉好きで、子どもが生まれる前は、宮前平の湯けむりの庄や祖師谷大蔵の温泉によく行っていた。

子どもが生まれると生活が一変、私は近所の銭湯に行くどころか家の風呂にもゆっくり入る余裕がなくなった。

2歳を過ぎてようやく落ち着いてきたので、そろそろ泊まりで温泉行きたいねえと話していたら、夫が熱海にある世田谷区の保養施設のホテルを予約してくれた。

 

熱海は何度か行ったことがあって、正直言っていまいち魅力に欠ける。

でも今回は温泉に入ってゆっくりすることが目的なので、近場の熱海にした。

熱海へは品川から新幹線で行く。

大人なら在来線でのんびり行くのもいいが、落ち着きのない2歳児連れとなるとそうもいかない。

実際、娘は新幹線に大興奮だったが、車中ではジュースを飲んだり「アンパンマンをさがせ」に夢中で、熱海までの40分はあっという間だった。

ちなみに「新幹線お出かけきっぷ」というのがあって、品川ー熱海間往復が一人5,450円とお得だ。

 

ホテルは梅園のすぐそばで、高台に位置している。

夫が電話で問い合わせしたときは、海側の部屋は土曜宿泊はしばらく空いてなく、特別室なら空いていた。

予約センターの人の「新幹線も見えます!」とのプッシュもあって特別室にした。

部屋に入るとたしかにすごくいい眺め。やっぱり海側にしてよかった。

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貸切露天風呂があるので、予約して夕食前に家族で入った。

お湯が少し熱めで、娘は足を入れてすぐに「あちぃ~」といって入ろうとしなかったが、水道があったので水で調節して入ることができた。

このあと、大きい風呂では水でうめられないため娘は全然入ることができなかった。貸切風呂に入っておいてよかったね。

翌日はチェックアウトが12時と遅めなので、朝食のあとにも温泉に入り、ゆっくり過ごすことができた。

ホテルを出て、隣接する梅園へ散歩がてら向かう。梅まつりの最終日で、ぱらぱらと咲いている程度だった。勾配のある地形で、梅の見頃はさぞかし美しいだろう。新緑の時季も気持ちよさそうだ。

 

その後、上司のおすすめスポットである来宮神社へ。

夫の「それほど遠くないから」を鵜呑みにして歩き出したが、娘が抱っこをせがみ、おまけに寝に入ってしまった。

夫がかわろうとすると「ママがいい」と言って泣いて暴れるので、神社までずっしりと重い娘を抱っこしたまま必死で歩く。タクシー乗ればよかった。。

神社の境内に入ると、凛としたお社の姿に娘も目が覚め、「神社いくの」と自分で歩き出してくれた。

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来宮神社といえば御神木の大楠だ。まるで巨大な岩のような姿は神々しくもあり見ごたえがある。今の時季でも青々と茂った葉が清々しい。

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熱海には何度か行ったことがあるといいながら、来宮神社のことはよく知らなかったよ。ごめんなさい。

なるほど人気スポットなだけはある。境内はきれいに手入れされ、ちょっとしたカフェもある。私たちも、おしるこや甘酒を飲みながらお社を眺めて一息ついた。

お守りなどの小物も充実していて、上司が言っていたとおり女性にはうけそうだ。

 

その後バスに乗って熱海駅へ戻り、新しい駅ビルで昼食をとった。

1年半ほど前に来たときは工事中だったんだろうな。大きくないけど、この駅ビルができて雰囲気がだいぶ明るくなった。

ただ、3Fのレストランフロアの女性トイレは長蛇の列! ちょうど昼時だったせいもあるけど。

女性トイレの隣にあるベビールームは広めで、調乳用のシンクもあったから、赤ちゃん連れには親切だと思う。

 

久しぶりの温泉旅行で、やっぱり何回もお風呂に入ったうえに幼児連れだから、帰りは疲れが出る。

大井町線では夫と娘はぐっすりで、私もうとうとしていた。二子玉川で乗り換えだけど、迷わずタクシーに乗った。

旅行は疲れる。だけどやっぱり行きたい。近場なら、今度は夏に伊豆あたりはどうか。

娘がもう少し大きくなったら、九州まで足を伸ばして観光列車に乗りたいものだ。