ゆるキャリママの暮らしの手帖

庶民派ワーキングママの雑記

オーブン料理に挑戦

コロナのせいで今年のゴールデンウィークは遊びに行けなくなったが、せっかくだから美味しいものが食べたい。

ネットやテレビでもお籠りグルメネタで盛り上がっていて、とくにNHKの「プロフェッショナル」の企画が良かった。

料理人たちが自身で撮影した在宅おすすめ料理映像を紹介するのだが、私が崇拝するタサン志麻さんはやっぱりわかりやすくて再放送もしっかり見てしまった。

志麻さんが紹介したのはローストビーフだが、この連休は前から作ってみたかったパテ・ド・カンパーニュに挑戦した。

外食時にメニューにあればつい注文しちゃうし、デパ地下でもショーケースの中にあれば立ち止まって見ちゃうくらい好きで、「ああ好きなだけ食べたれたらなあ」と思ったのがきっかけ。調べてみたらオーブンがあれば家でも作れそうだ。

実は最近まで家にはオーブンがなく、あたため機能だけの電子レンジとトースターでやりくりしていた。

フランスではオーブンを上手く使い、肉や魚をポンと入れて調理している間に子どもの相手をしたり他の仕事をしているらしい。

それに、上司からもオーブンは便利だと勧められていたので、12月にオーブンレンジに買い替えた。

クリスマスは初めてチキンをオーブンで焼いてみたが、皮パリ肉ジューシーでめちゃくちゃ美味しかった。

パテ・ド・カンパーニュの話に戻るが、参考にしたのは「きょうの料理」のこちら。

パテ・ド・カンパーニュ レシピ 荻野 伸也さん|【みんなのきょうの料理】おいしいレシピや献立を探そう

まずは材料の調達だが、鶏のレバーが近所のスーパー2軒を回っても無かった。時間帯が悪かったのか、もともとあまり仕入れないのか。

翌日たまたまオオゼキに早い時間帯に行ったら、内臓系が豊富で、鶏レバーも銘柄ものがあったりで、選ぶことができた。

いよいよ調理だが、はじめに「レデュクション」なるものをつくる。たまねぎ、パセリ、マッシュルーム、にんにくのみじん切りを炒めて牛乳で煮詰め、ハンドプロセッサーでペースト状にする。1日目はスタートが遅めの時間だったので、ここまで。冷蔵庫に入れて寝かせる。

翌日、鶏レバーをハンドプロセッサーでペースト状にし、豚ミンチ、レデュクションなどを加えて手でよく混ぜ合わせる。

はじめはかなりゆるく、不安になったのだが、ボウルを氷水にあてて混ぜてみたらだんだん手ごたえが感じられるようになってきた。粘り気が出るまで一気に混ぜる。

耐熱のガラス容器に流し込み、湯をはったバットにのせてオーブンで蒸し焼き。レシピでは60分だけど、私は60分後に様子をみて、あと20分焼いた。

肉汁がかなり出ていたが、アルミホイルの上から缶詰などで重しをおいて冷めるまで置いておく。そのあと冷蔵庫に入れて1日待つ。

さあ実食。一口食べてみると、ん?…ハンバーグ?と一瞬思ったが、ふんわりレバーの後味。美味しいじゃん!上出来!これが毎日食べられるとは幸せ。

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まだまだオーブンを使いこなせていないが、よく作るのは、鯛とじゃがいも、ミニトマトのオーブン焼き。オリーブオイルと塩をきかせたシンプルな味だけど、鯛がほくほくしてじゃがいもともよくあって美味しい。

パテ・ド・カンパーニュ計画を思い立ってから半年近くかかったけど、やっと実現できたのも、思いがけずコロナ禍でありあまる時間と少しの心の余裕ができたからか。

災い転じて福となすー。いや、もちろんこの先不安ばかりだけど、在宅勤務やテイクアウトなんかもこれを機に定着して、もっと暮らしやすくなることを期待している。